バジル
【科】シソ科
【種類】1年草
【和名】メボウキ
【草丈】50~80㎝
【特徴成分】精油(エストラゴール、リナロール、オイゲノール)、ビタミン、ミネラル
葉の形や色、香りなどが異なるさまざまな種類があり、その数は150種にのぼります。
スイートバジルを指すのが一般的です。
栽培方法
栄養豊富な土を使う
水はけがよく栄養豊富な土に植えつけ、よく日の当たる場所で育てます。日本の畑土で良く育ってくれます。寒さに弱く、霜に当たるといっぺんに枯れてしまいます。
発芽・生育温度は13℃以上。
種まきは下野降りる心配がなくなってから行います。
発芽率は抜群によく、まいた種からはほとんど発芽するほどです。
種は厚まきにならないように注意が必要です。(まきすぎて密集してしまう状態)
発芽しても徒長してしまい弱弱しい苗になってしまいます。
※徒長:植物の伸長成長が勝り、茎が細く葉の間隔が長く間伸びした状態のこと。
よくある現象
茎だけ伸びて葉が小さい
原因として考えられるのは、日照不足と鉢のサイズです。
バジルは日の当たる場所で元気に育ちます。ベランダや室内でも東側か南側の直接日の当たるところに鉢を置きます。
5号以下の小さな鉢ではなかなか枝分かれせずに1本の茎がまっすぐ伸びて、ひょろひょろとバランスの悪い草姿になってしまいます。
葉が小さく、色が黄色くなっている
肥料不足が考えられます。
地植えや元肥えを入れておけば秋まで十分生長できますが、小さな鉢の場合は元肥だけでは肥料分が不足しがちです。
規定量より薄い液体肥料を2週間に1回ずつ与えるか、鉢土に置き肥えをして追肥すると、4~5号鉢でも元気に育ってくれます。
規定量より濃い液体肥料や即効性の化学肥料を与えてしまうと根が肥料負けして腐ってしまいますので注意が必要です。
香りが薄くなった
日照不足が主な理由になります。
精油は光合成が盛んにおこなわれているときに作り出されるので、よく日の当たる場所で旺盛に生育しているものほど香りが強くなります。
光が足りないと、より光を多く受けようとして徒長したり、葉が広がったり薄い色になったりしてしまします。室内でもカーテン越しやキッチンの窓辺では光量が足りません。
なるべく多く、長く日の当たる場所を選んで育てましょう。
持続して収穫するために
花芽を摘み取る
ある程度成長して花芽がでたときに放っておいてしまうと、
開花して種ができたところで急速に株の力が弱くなって枯れてしまいます。
これは、1年草の性質ですが、種ができたことによって株の役目が終わったためです。
単純ですが、次々とできる花芽を摘み取るだけでかなり株をの寿命を延ばすことができ、葉を収穫できます。
葉の収穫の仕方
葉の収穫は最も精油分が充実している開花直前が良いです。
植物の性質として長い枝を残すとどうしてもそちらに栄養が偏ってしまうので、大量に収穫したいときは枝の長さが均等になるように株全体を切り込みましょう。
バランスよく切ることでわき芽が伸びやすくなります。
ただ、本質化している部分まで切り込むと再生しずらくなってしまうので、1度に切る込むのは枝の長さの半分ぐらいまでにしましょう。
参考:
『こころと体に効くハーブ栽培78種』
『メディカルハーブ検定テキスト』
『自分でハーブを育て、暮らしに活用するために役立つ本』
防虫ネットを使ったバジル栽培
前回はバジルを育てていて、葉ダニに苦しめられたこともあり、今年はネットを使ってバジルを育てています。
準備したもの
プランター
肥料
苗
支柱(アーチ型)
ネット
固定ハサミ
麻紐
全てホームセンターで購入しました。
プランターに苗を入れるところまではこちらの記事「プランター栽培の方法【バジル】」をご参考ください。
防虫ネットを利用したプランターの作り方
防虫ネットを使ったプランターの作り方しては以下のようになります。
①支柱(アーチ型)を四隅にかける
②ネットをかける
③固定用ハサミで支柱留める
④プランターの縁の下とネットを麻縄でしめる
個人的な注意点としては、下からプランターの中に虫が侵入してくるということです。
④の工程をしてもなぜか虫に侵入されることがまれにありますが、
やっておいた方が良いかとは思います。