【ルバーブ 栽培方法】 

ハーブ
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ルバーブとは

【科】タデ科
【種類】多年草
【和名】ショクヨウダイオウ
【草丈】100~200㎝
【開花時期】5~7月

高さが1m以上になる、大型の植物です。
よく日の当たる場所を好んで育ち、水はけの良い、栄養豊富な土が適しています。
寒さには強く、過湿や暑さ、極端な乾燥に弱いので、他の植物との株間を空けて、風通しを良く保ち、また、株元をバークチップなどで覆って、乾燥を防ぎます。

自分が育ててみて感じた育て方のポイントを共有して、
これからルバーブを育てようと思っている方に
少しでも栽培のヒントになっていただけたらなと思っています。

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ルバーブの栽培TIPS

日当たりが育ちやすい

晴れている日に、日に当てるだけでぐんぐん伸びていったような印象があります。
本来苗の出回りは4~6月とされていますが、購入は8月頃。
すでに葉は大きくなっているようでしたが、
日当たり良い場所に置いて、ここからさらに成長しました。

購入当初のルバーブ

鉢替えで成長促進

葉が大きくなった後、大きい鉢に変えたことでさらに成長した。

鉢植え完了後のルバーブ

葉が大きくなりすぎる前に収穫

葉にはシュウ酸が多く含まれているので、食用にはしません。
根から直接出る太くて長い葉柄を調理します。

葉は食用にしないので、葉の食害跡はあまり気にしなくて大丈夫です。
新芽が食害に合うと、生育が悪くなるので、新芽は注意した方が良いです。

収穫タイミングとして、葉が大きすぎると苦味・酸味が強いのかな?という感想です。
葉の側がまだがしゅわしゅわしている状態の方が適度な味になるのかと個人的に思っています。

冬のルバーブ

枯れ始めたルバーブ

11月以降、葉が黄色くなるスピードが速くなったな~という印象です。
寒冷地向けの植物ではあると思いますが、やはり真冬ですからしょうがないことですね。
ただ、まだ上記のような状態でも外の風通しの良く日当たりの良い場所に出して育てています。
土も乾燥が見られない限りはそのままで様子を見てきたいと思います。

根が生きていれば春に芽吹くとは思いますが、願っています(笑)

ルバーブの地植え

ルバーブの土壌づくり

①庭を掘り起こし、大きい石や根のくずなど不必要なものを土ふるいにかけて除去します。
 細かくてやわらかい状態になったらOKという具合で私は判断しています。

整備後の土壌

②石灰と肥料を庭の土壌づくりに使用しました。
苦土石灰を始めに土壌に間引きました。
用量は各々が購入した袋に書いてありますが、
今回は「お母さん(大人女性)の手で2にぎりくらい。」と記載があり感覚で2にぎりで苦土石灰を間引きました。
最後にスコップで土をかきまぜました。

苦土石灰に関わらず、石灰資材を肥料と堆肥と同時に施すのは推奨されていません。肥料に含まれる窒素分と石灰がアンモニアガスへと変化して酸素を奪って枯らしてしまいます。
私の場合、植物の生長がかなり早く待ちきれず、3日間だけの間隔でトライをしました。
どうなるか、、、、(笑)。
適切に間隔を置いた後に肥料を加え、地植えすることをお勧めいたします(汗)。

園芸用石灰
有機培養土

③穴を掘る
今回は鉢の大きさに合わせて40~50cm掘りました。

40~50cm掘った土

ルバーブの鉢だし

下記写真は4月中旬頃。
冬に比べ、葉が生長し、色も緑がかかっています。

鉢だし前のバーブ


鉢がかなり大きく、取り出すのがかなり大変でした。
根を傷つけないようにスコップで根の周りを掘り、取り出したのですが、
なんと足場をくずして落としてしまい、茎が一つ折れてしまいました。
折れた茎は切りました。

地植え中のルバーブ

ルバーブの地植え


鉢で使用していた鉢底石は虫がついていたりもするので、洗い直してから、再利用しました。
鉢底石をしいて、その上にさきほどの花と野菜の培養土をかぶせました。
鉢で使っていた土も埋め合わせました。
最後にたっぷりと水を与え、完成です。

地植え完了後、水を与えました

ルバーブが育つ4か月

5月上旬

畝をつくった後のルバーブ

地植えを始めた4月中旬以降は若干葉がよれていたので、肥料を増やして畝の部分を高くしました。
鉢だしのように苗を根っこごと取り出し、取り出した穴に肥料を足しました。
この結果、葉に元気が戻り自立するようになりました。栄養不足であったかもしれません。
また、水を上げても地表面に水がたまらなくなりました。

6月上旬

順調に生長

収穫時期は5月から9月と言われています。
筆者は東北住まいなので、家のルバーブは5月下旬からさかんに生えてきます。
さっそく葉柄を数本刈り取り、野菜炒めに混ぜてみましたが、酸味が強くおいしいと言える品物にはならなかったです。

葉柄は長くは伸長していない様子。家のルバーブは長くても15cm弱でした。

順調に葉を増やしているルバーブ

6月下旬

順調に生長

生育の勢いは増していくばかりで、葉っぱの数、葉の面積、茎の長さ、すべてがボリュームを増しました。去年鉢に入れていた状態から地植えに変えてかなり変わりました。
また、2年目ということで株も大きくなってきているようです。
冬越しの時にはもうだめかたと思っていましたが、想像以上に育ってくれてうれしいです。

順調に葉を増やしているルバーブ

7月下旬

超順調に生長
成長を加速させるルバーブ

茎の数が去年の数倍になりました。
1年目→2年目と年数が経過したこともありますが、
鉢植えから地植えにしたことで根も多きくなり、大成長を遂げました。

8月上旬

生長鈍化
枯れ始めたルバーブ

8月に入り、ルバーブは枯れ始めてきました。
家の庭の構造上の問題で土の水はけの状態が悪かったり、追肥で肥料やけを起こしてしまったり原因は一つではないと考えています。
枯れてきた背景や原因、対応策は別途こちらの記事にて詳細に記載いたしました。
ご興味がありましたら、詳細をご確認ください。

ルバーブを育ててみて

地植え当初は、土(肥料)が足りず地面が周りよりも少し沈んでしいたことや、水やりをしたら水が表面にたまりやすいことが懸念で、上手に咲いてくれるのか不安に思っておりました。

しかし、5月上旬になって、土(肥料)を増やし畝上にしたことで、元気に育ち水はけも良くなりました。7月には前年以上に生えてきているのを実感しています。

しかしながら、8月になり、少し枯れてきたと感じたところから、焦ってしまいました。

こちらの記事でもかきましたが、水はけの良い土づくりを行うこと、肥料の用途を守ること、併用を避けることは成長を維持していくのに必要不可欠だと学びました。




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