ガーデニング土づくり 土質を知る

ガーデニング関連情報

ガーデニングにおいて、土づくりはとても重要な要素だと思います。
少しでも、土づくりが重要だと理解し、土づくりのアクションが起こしやすくなってもらえればいいなと思っております。

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植物が育つ土

理想の土は団粒構造の土です。

団粒構造の土というのは
「水はけの良く、必要な養分を保持できて、乾湿がある土」
のことです。

また、土の構造以外にも、
・酸度が植物の生長に適正であること
・病原菌や害虫がいないこと
が重要になります。

団粒構造の土

団粒構造の土の中身は、小さな土の粒子が集まり固まって、団子のような構造になったものをいいます。
※小さな粒子を結びつける接着剤の役割をするのが腐葉土や堆肥などの有機物です。有機物は土の中の有用な微生物の働きを活性化し、微生物相を豊かにすることで、有害な微生物の活動を抑えたりもします。

以下①~③の要素を含むのが団粒構造のある土となります。

水はけが良い
植物の根は、土壌の隙間にある空気から呼吸をしています。
従って、土と土の間にちょうど良い隙間ができていて呼吸のしやすい状態が大切になります。

従って長時間水浸しになると、根は窒息し、根腐れが起こりやすくなります。

必要な養分を保持できる
土の表面に栄養がついていれば、根は必要な時にそこから吸収できます。

乾湿がある
急激に乾くこともなくほどよく植物に水分を供給することができます。

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なぜ土を耕すのか

土に空気を入れて微生物を活性化させるためです。植物を長期間にわたって栽培すると、土の団粒構造が壊れてきます。また、前に植えていた植物がもっていた病害虫がいたり、養分欠乏が起こっていることがほとんどです。

そこで、次の作付けを始める前、固くなった土は耕し、土を改良する必要があります。

土改良には、石灰を散布して酸度を調整したり、たい肥や腐葉土などの有機物を入れることなどが必要になってきます。

土づくりのポイント

ガーデニングの土づくりにおいて必要なことは以下になるかと思います。

①庭土の性質を知る
②土質に合わせた土づくりをする
普通、砂質、粘質、と大きく3つに分かれます。それぞれの土質に合った土を作るのが大切です。
☆詳細記事→ガーデニング土づくり 庭土の性質を知る
☆詳細記事→ガーデニング土づくり 土質に合わせた土づくり
③土の酸度を知る
土にも酸性とアルカリ性があります。
植物にも適した酸度がありできるだけ適する土で育てたほうが、より、元気な植物を育てることができます。
④栽培途中に土を改良する
植物を栽培していると土は疲れてきます。ときどき有機物を加えて耕すなどして、土の活力を回復させることが大事です。

土の再利用で土ふるいはマスト

使用済みの用土を再生し利用する場合は、水はけと通気性を向上させるという点で、欠かせない作業になるかと思います。
使用した後の土には、微塵という非常に細かな土壌粒子がたくさん含まれています。空気の入る隙間が少なく、固まりやすくなっています。

微塵が多く含まれていると、水が土壌粒子の隙間に詰まり、鉢底にたまったりして水はけが悪くなります。根腐れも起こりやすなります。

通常は、1mm程度の目の土ふるいにかけることで、用土と微塵を分けることができます。雑草や不要な夾雑物を取り除くこともできます。

このように、用土内の気相を豊かにし、植物の根の生育を促すためにも、培養土を作るときには用土をふるいにかけ、微塵や不要物を取り除いた方が良いです。


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